「ッッーーーー!!!!」

あたしは、猛スピードでダッシュした。

「はぁ・・はぁ・・・ぁれ・・?」

校庭を見渡しても誰もいない。

やっぱりもう行っちゃったよね・・・・・・・。

ぁぁ・・・・・。あたしバカすぎ。

あきらめかけたその時、校門の方に人影が見えた。

「あれー?ゆず早くね??」

仲良くなった同学年の俊だった。

・・・・?

「集合時間9時だよなぁ?」

はっ?・・・く・・じ・・?

・・・ッッ!!!!!

「はぁぁーーーーーー!?!?!?!?!?!?」

次々と来るチームメイトを見ながら呆然としていた。

「ごめーん!!間違えて伝えちゃったー?」

遠くの方から佐原先輩が笑顔で歩いてきた。

どう考えてもわざとでしょー

「どーゆーことか説明してもらえますよねぇぇ!!!」

キレ気味のあたしに、「ハハ・・」苦笑いでうなずいた。