「えっとー明日は試合なので、みなさんゆっくり休んでください。

以上です!解散っっ!!!!」

あれから一ヶ月、ずいぶんとマネージャーの仕事にも慣れてきた。

「ゆず!明日は8時学校集合だかんな!!
 遅刻すんじゃねーぞ!」

まったく・・・佐原先輩は心配しすぎだよ。

「はぁーい分かってますっ」

あしたはいよいよ初試合デビューかぁぁ♪

精一杯応援しまっす!!


「あーした天気になぁれ☆」

小学生みたいなことを言いながらテルテル坊主作りに夢中になっていた。


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「ふぁ~まぶしぃーー

 ・・・・・・・ッッ!?!?!?」

ちょっと待って・・今何時!?

ものすごい勢いで携帯を開くと [7:58] という紛れも無い数字。

嘘だろ・・・・

「あぁぁぁーーー!!!!!!やばいぃぃぃ遅刻ーーーー」

なんでなんでなんで!!!!!!!!

試合の日に寝坊とかベタすぎぃぃぃぃ

「もう、何で起こしてくんないのよッ!!」

何の関係もないお母さんに八つ当たりしながらダッシュで家を出た。