駅員さんに訳を話しおっさんを突き出してから
俺はホームに立っていた
あぁ〜
間に合わねーな学校…
時計をみると本鈴５分前だった
「あのっ！」
振り返るとそこいはさっきの彼女
「あぁ…大丈夫でした？」
「はい。ごめんなさい！助けてなんていっちゃって…学校、間に合いませんよね？」
「あぁ〜いいですよ。別に」
「本当にごめんなさい！それと、ありがとうございました。私、怖くて…」
彼女は必至でごめんなさいとありがとうを繰り返した
「あの、お礼がしたいので…連絡先教えてもらってもいいですか？」
「いやいや…いいですよお礼なんて。学校なんてしょっちゅう遅れてるし」
「でも！」
「あ…電車きた」
「明日もこの電車ですか？」
「あ…たぶん」
「わかりました！本当にありがとうございました。」
さう言って彼女は深々と頭をさげて電車に乗り込む俺を見送ってくれた。
