「…2人とも目が覚めてよかったな。」




そういって父さんが立ち上がった。




「あら…あなた帰るの…?」




「ああ。どっかの馬鹿どもの
せいで仕事が溜まっているからな。」




「なら。俺も。」



「お父さんたちはいいとして…
久しぶりに会えた遼平まで帰っちゃうの?」


「また来るから。」



「俺は倉庫を確認してくる。」




と、仁。




「俺も行く。」




と、結にぃ




「お父さんのご飯作らなくちゃ…」




と、お母さん




「えー。みんな帰るならあたしもー。」




と、美鈴




「「「「「「じゃーお大事にー。」」」」」」




「…。」




「…。」




「なんだったんだろうね。」




「なんだったんだろうな。」