「龍、喧嘩ふったの
たぶんあたしなんだけど。」



「…怪我してるのになんで。」



「だって認めてもらいたかったんだもん。
銀龍の人たちにあたしと付き合うこと」


勝手なことしてごめん。




そういうと龍の耳はなぜか真っ赤


…なぜ?




「あ、あのー…姫希ちゃん?」


「ん、なに?」



どこか怯えた様子で祐が
話しかけてきた



「その…ごめんなさい!!
姫希ちゃんの怪我って俺のせいだよね!」



「あー…それはちょっと違うよ?
ただ病み上がりなだけ。
こないだちょーっと刺されちゃってさ」



あは、と笑った途端
陽と祐の動きが固まった




…ってあたしの笑顔そこまでキモイんかい


さすがに傷ついちゃうよー