それにしても……生徒会は美人さんとか顔がいい人しか入れないんだ……。
 凜歌とか入ったらいいんじゃないかなぁ……。
「生徒会役員はどうするの?」
「……サラは誰がいいと思うんだ?」
「私は蓮音ちゃん気に入ったわ」
「……それ以外」

 えっと……何を言ってらっしゃるのかさっぱり分からないんですが?
「凜歌ちゃんとかいいんじゃね?」
「お前には聞いてないだろ」
「ひでっ!」
「お前は顔で選ぶ」
「あら…私も顔よ」
「……」
 ……お兄ちゃん……結構立場弱い?サラ先輩が強いだけ?

「おまえら、そういう内密な会話は生徒会室でやれ」
 確かに内密な感じだよね。鬼田先生ナイス忠告。
 クラスのみんなが興味津々にしてた。

「鬼先生〜誰がオススメ?」
「あぁ?生徒会におもしろさを求めたいなら飛夜の妹でいいだろ」
 ちょっと先生!止めたんじゃないの!?

「んじゃ、蓮音ちゃんと〜」
「待って下さいっ!」
 私の意志は関係なしなの!?
「無理です!私……バカですから!頭悪い……」

 すると、陸先輩にサラ先輩、お兄ちゃんまで笑いだした。