「……そういうコハはいくつだったの?」

「あたし?あたしは165」

「165!?もしかして、また増えた……?」

「うん、そうみたいだね。悪いね~」


悪いねとか言いながら、顔が笑ってるのはどうして?

全然悪びれてる感じがしません!

もうっ、そう思うなら、私にその数字を分けて!

……って言いたいところだけど、それが出来るならわたしだってこんなに苦労はしない。

それでも、切実にわたしは願ってしまうほど、悩みに悩んでいた。