電話が終わり、

家にすぐ帰るあたし。




「一哉くんの家とか初めて☆」



そんな事を思いながら

お風呂に入る。



化粧をして、

髪にアイロンをかけて。




6時45分。




「おばあちゃーん!今日は麻里の家に泊まるね!」



『わかった。迷惑は掛けないようにね。』




ウチは、あたしが小さい時に

離婚している。



だから、おばあちゃんが

お母さん代わり。



お父さん、おばあちゃん、

おじいちゃん、妹の

5人家族。



けっこう自由なんだ。




さすがに

男の家に行くなんて言えない。


だから麻里の家に

行く事にした。



それから麻里が

すぐ迎えに来てくれて


一哉くんの家に向かった―