確かに
どんなに
望んでも
夜は明けた。

重い足取りで
学校に向かう。
「心!!」
このちょっと高めなトーン・・・
まさか
『龍・・・』
「えと、あのさ・・・
話・・あるんだけど・・・」
『・・・・うん。』
「昨日・・・
ごめん」

え・・・??
キス・・したこと・・・??
なんで、謝るの・・・?
あたし、嬉しかった・・・

『ちがっ・・・
あたしは・・・』

あたしはこの先は
言えなかった。
「好き」って言って
しまいそうだったから・・・