「だからガキなんだよ。」



少しずつ
かずちゃんの顔が近づいてくる。



「な、何!?」


「勝手にここに
来てんじゃねーよ!!」


「・・・昔は
よく部屋に入ってたし。」


「・・・何で急に
入れなくなったと思ってんの?」


「かず・・・ちゃ・・・!?」



言い終わるよりも早くに
唇を奪われていた。



長い長いキス。


とろけそうで乱暴なキス。



はぁはぁ。



そして軽々と持ち上げられて
ベッドに運ばれていく。



暴れても暴れても
離してくれない。



こんなかずちゃん、
あたし知らない。


怖い。


怖いはずなのに・・・。



あたし、
ドキドキしてる。




・・・・キスしたんだ。