「そんなことないもん!!
これからもっともっと
キレイになるし・・・。」



ダンッ!!



突然、
手首を壁に押さえつけられた。



「ど、どうしたの?」



なんだろう?


ドキドキする。


胸の高まりが止まらない。



「・・・琴はまだ
考えが甘いんだって。」


「・・・へ?」



ヤバい。


力が入らない。


踏ん張れないよ。



「無防備に
年頃の男の部屋なんて
入るなんて。」


「何、言ってんの?」



・・・そんな知らない顔で
語りかけないで。


おかしくなりそう。