あ……
「涼雅君!また3人共同じクラスだって。よろしくね」
「おう、ヨロシクな。…って、また千鶴と一緒かよ。あー嫌だ嫌だ」
「ちょっ!なにそれ!それはあたしのセリフだっつーの!!」
涼雅は、百合とか他の女の子には優しいクセに、あたしにだけはヒドイ言い方してくる。
あたしみたいな負けん気の強い巨女は、眼中にありませーんってことなんでしょ。
別に涼雅のひとりやふたり(?)に嫌われたって痛くもかゆくもないし。
…って!
「あっ、ちょっと!涼雅のバカ!百合を連れてくなー!!」
あたしだけおいてきぼり。
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