私達7人は車の免許も取り、春から新社会人として新しい一歩を踏み出す


学生もいるが…



直哉が出発する前日、私達はラブホテルに泊まった


いつも直哉の部屋だったので不思議な感覚


昔、夢で一度だけ見た感じに似ている


あれは直哉だったんだ…


もう初体験じゃないけど



私達は最後の夜を惜しむように、愛しく、時に激しく抱き合った


何度も…何度も…


会えなくなるのはわかっていたのに、いざ、離れるとなると、離れたくない衝動にかられる


私の身体は直哉の指の動きや仕草を覚えている


少し位なら離れても大丈夫だよね


そう自分に言い聞かせた