いつもの公園まで送ってくれた


「ココでいいよ。ありがとう」


「家まで送るよ」


「いいの?」


「もう暗くなるからな…」


「ありがとう」


私達は自然と手を繋いでいた


「うち、あそこなんだ。ありがと…じゃ、また明日」


「ああ…また明日、待ってるから」


別れ際、直哉は私の頬に軽く手を当てた


「大切に思ってるから」


そう言ってキスをした


触れるか触れないかのキス


私は直哉が私の前からいなくなるような不安を感じた