トントン


「楓?いいか?」


「うん!」


お兄ちゃんが部屋に入ってきた


「そろそろ俺、帰るからさ」


「もう?」


「明日も大学あるからな」


「お兄ちゃん…少し時間ある?」


「どうした?」


私は恥ずかしいけど、お兄ちゃんの意見を聞くことにした


「お兄ちゃんは今まで告白したことはあるの?」


「当たり前だろ!」


「今まで何人の人と付き合ったの?」


お兄ちゃんは指を折りながら数を数え始めた