「いい…の?」


「何が?」


「さっきの…皆が言ってたこと…」


「俺、違うって言っても信じてもらえなかったって言っただろ?」


「そうだったね…ごめんなさい…」


「謝らなくていいよ」


そう言った直哉は私の背中を軽く押した


「行くぞ」


私は直哉に言われるまま校門を通った


教室の前まで一緒だった


直哉は私の教室を通り過ぎて、自分の教室へ行った