しばらく二人でじゃれ合いながら、良平は親友の有り難みを実感していた


「よし!俺、すぐには無理だろうけど、楓と話してみるかな〜」


「お前がその気なら、俺も力になるぞ」


「サンキュー」


「いつまでもガキん時のまんまじゃねえんだ!いじめられた奴等、ブッ飛ばす感じで強くなれよ」


「こうか?」


良平は真治にガンを飛ばした


「バカ!(笑)違うよ。ワルぶるなってこと!お前の見かけは仕方ねえけど、中身は優しいんだし!」


「わかってるよ(笑)」


二人は笑っていた


まるで小学生のように無邪気な二人がそこにいた