「じゃあな」


良平は私を置いて先に公園から出ていった


私は無気力で放心状態のまま家への道を歩いた


彼氏なんて出来なくていいのに!


良平と帰る時は短く感じた距離が、今日はとてつもなく長く感じた


家に帰った私は、ただいまの一言だけを言い、しばらく部屋に閉じこもっていた


まるで良平からフラれたような気分


恋…って…何?


彼氏が出来て、人生薔薇色になるんじゃないの?


良平に想いを伝えていないのに、フラれちゃったよ…