・・・・・・・・・・。

嫌な予感的中・・・。

もちろん、釘付け状態。


そう。


彼女・・・・。


遼子さんだ・・・。




純也は、彼女に歩み寄った・・・・。

「遼子・・・。どうしたんだ?何かあったのか?」

彼女は、首を横に振った瞬間。
走り出して、純也の胸に飛び込んだ・・・。


!!!!!


私はとっさに、身を翻して足早にエレベーターに向かった・・・。

心臓がドキドキしている。
見てはいけないものを見てしまった。


キス。


キス。。。


キス。。。。



自分の感情がコントロール出来なくなっている。
彼女に嫉妬している・・・。


深呼吸してみる。
・・・・・。


うん。


大丈夫。


30歳を過ぎた頃から、自然と身に付いた。
自分が、傷つかないように守る方法。

これ以上好きにならない方法。


・・・・・・。