外は、絶好の夜景スポット。

のはずが・・・。

でも・・・。

私、それどころじゃなくなってる。


慣れてるはずのデートも。

慣れているはずの遊園地も。

慣れてるはずのキスも・・・。

全部ダメ。


若葉マーク並み。

超初心者し逆戻り・・・。

なんか・・・。

眩暈までしてきたし・・・。

最悪・・・。

潤也が閉じていた目を開けた。

綺麗な顔立ち。
長い睫。


なんか・・・。

本気で・・・。

好きかも・・・・。

潤也のこと・・・・。

本気で好きになってしまった?

・・・・・。

私たちは、観覧車を後にした。

唇にまだ余韻が残っている・・・。

何?

この妙な緊張感・・・。

「あのさ・・・。帰ろっか・・・。」

しかも、ちょっぴり照れてる?

気にしてる?

『そうね。帰ろうか。』

「家帰ろう。」

『うん。』


お互い、意識しすぎて・・・。

気まずいかも・・・。

どうしょ・・・?