恐る・・・。

恐る・・・。

聞いてはイケナイ?疑問みたいで・・・。
若干、伺いにくいのですが・・・。

気になる・・・。

二人は何者か・・・。

結構、はぐらかされてきた。
なぜか?
教えてくれないし・・・。

・・・。

と思いつつ。
なかなか言い出せない。

最近、部長に言われた寒いギャグとか。
全く関係ない話ばっかり口にしてしまう。

今夜は珍しく、予想以上にカルロが饒舌にしゃべっている。
だから、余計話切り出せないんだよね。


結局・・・。
意気地がないんですよね。
年甲斐もなく。

もじもじ・・・。

してしまったり。



でも、潤也。
さすが、空気読むのは上手だね。
私の、しぐさに何か気が付いてくれたかしら?

潤也は、すぐさま、私に耳打ちしてくる。
私、聞き取りやすいように、すぐさま耳を向けた。

小さい声で・・・。

「トイレ?あっちですからね。」

左側を指差している・・・。

いやいや。

いくらなんでも、食事中ですし・・・。
さすが、トイレは行かないよ。
我慢できますし。

じゃなくて・・・。

『いや。トイレは大丈夫。』

私は、首を傾けた。

「どうしたの?食事おいしくない?」



いや。そうじゃないんだ。
気にしてくれてありがたいんだけど。

あのね。

あのね。

『ここって、静かで落ち着くわね。』

って、バッカだね。私。
あぁ、もう。
全然関係ないこと言ってどうするんだろう?