二度目の入院が決まったのは、退院してから一ヵ月もたっていない時でした。
貴方は私の前で、家にいたいと泣きましたね。
私も家にいてほしいと言いました。

それでも、その時には身体中傷だらけで。痛々しい貴方に、私は何も出来ませんでした。

二度目の退院で。
今度こそ、と思ったのは私だけではないでしょう。

毎日の様にお見舞いに行く両親のおかげで一人でいる事にもだいぶ慣れた私ですが、やはり笑い声の響く家が恋しかったのです。

貴方は、元気に帰ってきましたね。
私が学校から帰ると、毎日の様にどこかへ遊びに連れ出しました。
「えぇ~」などと言っていたし喧嘩も絶えなかったけれど、やっぱり貴方といると楽しかったです。
騒がしい貴方のいる、穏やかな日常が続くと思っていました。