貴方がいなくなって。
八年がたとうとしています。
私はもうすでに、貴方よりも四年長く生きているのですね。

貴方は、十七歳でこの世を去りましたね。
きっと、大きな夢を抱えたままに。

私は、生まれてから十三年間、貴方がいない世界なんて想像した事もなかった。
それでも今、生きています。

父は、毎年貴方の誕生日に手紙を書いています。

私は。
未だに、どこかで貴方が生きているんじゃないかなんて思ってしまったりします。
夢では時々会いますね。

きっと、貴方の事だから。
どこかで友達に囲まれて、楽しく笑っている事と思います。
もう、自分の中での闘いからも解放されている事でしょう。

苦しい時、つらい時。
どんな時でもたった一人の妹に笑ってみせた貴方は、私の誇りです。

ごめんね、は。お互い悲しくなるから言わないけれど。

今度は私から、言おうと思う。

大好きだよ。