修内太は一気に畳み掛ける。

腹にボディブロー、脳天に肘打ち、顔面に拳、側頭部に回し蹴り、顎にアッパー!

とどめは武羅人の頭を両手で掴んで。

「くらえぇっ!」

見てるこっちが痛くなるような頭突き!!

武羅人の額が割れ、鮮血が迸った。

彼はそのままゆっくりと倒れる。

修内太が、武羅人から二度目のダウンを奪った。

…改めて驚愕する。

これが『修羅』と化した修内太の力。

修羅を内に秘めた男、宮川修内太の真の戦闘力…!

これだけの攻撃を加えても飽き足らず、修内太は上空に跳躍。

そこから、『矢』の魔術を行使する!

その数たるや、半端なものではない。

まるで絨毯爆撃!

倒れた武羅人に対して、数十、いや数百の魔力の矢が降り注ぐ!

修内太が気の済むまで魔力の矢を撃ち終える頃。

「……っ…!」

PA内は、空襲でもあったかのような様相を呈していた…。