「夕日…自分自身を分かりきっているなんて、そんなのないよ」
ありっ??また分かっちゃった??
「だって…」
このままだと何か良いことを言ってくれそうな雰囲気を出している絢ちゃん。
「だって…??」
その後が早く知りたくて聞き返した。
このままだと“自分のクセとか知らない間になってるんだから分かってないのなんて当たり前”とか言ってくれたり!!
その時は本当に良い友達、親友ができたな…ってそう思える。
「だって夕日って頭悪いし鈍感だし、分かるわけないじゃん」
感動のムードが一気に-5゚前後になっていった。
‥‥‥
お互い無言が続く。
嫌な空気を漂わせて…
漂わせてるのは私1人だけ。
コレにはしっかりとした理由がある。
ふかーいふかーい理由が…
原因は…絢ちゃんだよ!!
さっきの良い雰囲気はなんなの?!
確かに私はバカだけど、あの時点で言わなくてもよくない??