2週間後。


「うそ………」

 ネットにのっている合格者発表。


 あたしの番号………
















 あった!





「お母さーん!あたしの番号、あった!」

 あたしはつい、椅子を倒してお母さんの元に走った。

「え?うそ」

 そう言いながらお母さんはネットを覗き込む。

「ほんとだあ~☆

 よくやったね、鮎佳!」

 お母さんとあたしは抱き合った。

 レズじゃないからね?

「姉ちゃんさあ?

 あたしには言ってくれないわけ?」

 あや乃が不機嫌そうに近寄ってきた。

「あ、あや乃いたんだ?」

「いたし!」

「ごめんごめん~☆」

 あや乃は不機嫌なままだったけど、かなり嬉しかった。




 沙耶姉ちゃんとの約束が叶えられるよ!