目に映るものがすべてだった頃

SEXで繋ぎ留めていた

耳で聞いて理解していた頃

世間体に縛られていた


かなしくて
   せつなくて
     泣けなくて



ぼんやりと見る余所様の絆は

掴めるほどに其処にあって

箱の中からは友情や家族愛が溢れ

あたしには何も無くて