「……えっと?何して…??」


スクリーンに映る光景を見た途端、状況を忘れてひきつり笑いをする青年。


彼が見たのはシリティーの後ろで、クナルとコニスが酒を出して何やら踊っている姿だった。



シリティーまでもが顔を赤くして若干酔っ払っている。



そのシリティーがマケドニスを見つめ、首を傾げた。



『マケドニスさん?何ですかぁ??』


「…………………。」


『ちょっとー?』


「……誰か助けて」



思わずマケドニスは呟いた。



どうしようコレ。

コイツらどうしよう。



「…とりあえず、聞きますけど。何があったんですか?」


深刻な状況で真剣な雰囲気をぶち壊され、額に青筋を浮かべながらマケドニスは訊いた。


理由次第ではぶっ殺してやる。


そう企み背後からアレンの如く殺気を醸し出す側近だったが、結局それは次の彼女の言葉によってすぐに消える。





『あなたぁ~っ!イルちゃんがついにやったのよっ!



双子の赤ちゃんが生まれたわぁあぁあ~っ!!』