『お前は心配しなくても大丈夫』

ぽんっ

頭に触れる


大きな手



不安に思う

あたしの気持ちを

見透かしたように


振り向いた賢は


『とりあえず合わせといてくれればいいから』


あたしの頭に

触れたまま


さっきのサイと

同じ事をゆった