モダンというものは
新しく建てるだけではいけない、

使い込んだ先に味が出てくるのだ と
作者は語る(すいません)。

「いらっしゃいませ」という
ベルに私は

なんだか照れて
「くるしゅうない」と呟く
おてんばっぷり。

薄暗いライトがフロント付近を優しく照らしていて、向こうにはロココ調の
ソファーとテーブルが三組見受けられる。

大きめの窓は中庭を映し出していて
小岡に建つこの宿の立地の良さが存分に引き立てられていた。