理解した途端、私は逃げようとした。

「あっ!ちょっと待ってよ!!逃げないで」

「いやぁっ!!離して!!」

必死で抵抗するが無駄だった…。

もう駄目だ…終わった…。

「止めろよ!!」

桐谷が私を触ってる男の手を掴んだ。

「桐谷?どうしたんだよ」

桐谷?助けてくれるの?

「ラブホ行ってからだろ。何の為に25歳の先輩連れてきたんだよ」

ラブ…ホ…?

「おう、そうだったな」

「悪ぃ、早くヤりたくて…」

「い…っ、いやぁぁぁぁ!!」

また、騙された。

私、馬鹿だなぁ…。

こんな奴らに…汚されちゃうんだ。


「あ、泣いちゃってるよこの子」

「どうする?桐谷」

「あぁ?決まってんだろ。ヤるまで帰さねぇ」

「桐…谷ぁぁ…」

ひどいよ…桐谷…。

そして、着いてしまった。

あぁ、何かもう全部…どうでもいいや…。