「ですが・・・。あの生徒は…。」



「間違えたんじゃないんですか?
 それか、小林先生のこと羨んでるとか?」


「そ・そうですか・・・。
 すみませんね。疑ってしまって。」


「いっいいえ・・・。」





清水先生のおかげで、

あの話が終わった。




「あの・・・。
 ありがとうございました。」


「いいえ。」


「あっはい。」


「今日、あいてます…?」

「はい。」


「じゃぁ食事でもどうですか?」


「あっ…。はい。」




清水先生に食事にさそわれ、


学校の近くの、イタリアンレストランへ行った。




「中島とつきあってるって本当なんですか?」


「えっ…。」


「すみません。急に。」


ワインを一口飲み、息をのんだ。


「実は…。」


「やっぱり。」


「はい…。」


「別れますよねぇ?」

「はっはい…。」



そうだよね…。


別れないと・・・。