「小林先生。ちょっと・・・。」



職員室で、好調先生に呼ばれた。


たまに呼ばれることはあるので、別に何も思わずに校長室へはいった。



「失礼します。」


「かけてちょうだい。」


「はい。」


あたしはソファーへ腰掛けた。



「これを見てちょうだい。」


校長先生は、紙を見せてきた。


その紙は学校裏サイトを印刷したものだった。


「ふぁっあ」


「知ってるの?」


「いい、、え。」


だんだん、罪悪感が湧いてくる。



「そこに書いてあることは本当なの?」


「いいえ。」


「しかし…。この投稿をした生徒に聞いたのですが・・・。
 中島君が、教員住宅に入っていったことは確かだと。
 それも、一番東側の家だと…。」
 

「・・・。」



返す言葉が見つからなかった。


だんだん罪悪感が湧いてきてしまった。





トントン―。


校長室にノックの音が響いた。



「はい。」


「清水です。」


「どうぞ。」



校長室に清水先生が入ってきた。


「あの・・・。
 中島、俺の家に入ってきたんだと思いますけど…?」


「っえ?」


あたしは、清水先生から発された言葉が、信じられなかった。