「あきらめるんだぁ…。」


「おぉっ」


  「まぁ俺も、先生への恋はお勧めしねぇしっ。」


「おおっ。」


  「あと・・・。先生の彼氏、、知ってる?」


「しらねぇ。」


  「知らないほうがいいっか。」


「おっっえっ知りてぇ。」


   「3組の清水。」


「そうか・・・。」








 清水通人{しみず ゆくと}

26歳。

先生より一つ上で、

女子生徒にも人気がある。

かなりイケメン…。



これが俺が、先生の彼氏を知ってから10分ほどで、

3組の友達から集めた情報。

先生とはいつ知り合ったのだろう。


先生とはどこまで行っているのだろう。



清水先生は

俺より、先生を愛しているのだろうか。






そんなことを考えて

そんなくだらない情報集めてる俺がバカみたいに思えてきた。







その情報をかいたメモ帳を見ながら泰嘉が言う。


「おまえさぁ…。全然あきらめてねぇじゃん。」


「あっきらめたっつーの!」


「どうだかっ…。」