バスは、3時間ほどで大阪についた。
「はぁい♪ここは大阪城でぇす!」
きもいばばぁバスガイドが案内する。
「勇樹、先生の隣座っちゃってよぉ。」
「へへっ」
「嬉しそうにしちゃってぇ♪」
「あはっ」
泰嘉との思い出になった気がする。
修学旅行なんて面倒だし、行く気なかったけど、
実際来てみると、案外楽しかった。
大阪城とか、大阪を回った。
そして、ホテルについた。
「結構楽しそうだったじゃない。」
泰嘉と部屋に向かおうとする先生が
話しかけてくる。
「まぢ楽しかったっす!ありがとうございますっ。」
「先生もうれしいなっ」
先生って、他の先生いないと可愛くなるよね。
さっきバスの中では、すっごい冷たかったけど…。
「ふヴぁぁ」
部屋は広々としていて、
ふかふかのベットに飛び乗った。
「ゆうきぃ明日の自由行動どこ行く??」
泰嘉は、大阪の案内雑誌をペラペラめくり話す。
「さぁねっ。」
「なんだよ?!つめてぇな。」
「ごめん。俺疲れた。」
「へいへい。んじゃ俺、奈菜ちぁんたちの部屋行ってくるわぁ。」
泰嘉は座っていたいすから立って、
部屋を出て行った。
トントン。
「へぇい。」
部屋のドアが開く。
先生だ。
ドクン…どックン