そういえば、昔から晴はあたしが辛い時、何も言わなくても側に居てくれたような。
「 何かあった? 」
そうそう、最初はいつもこうやって聞かれて、あたしは絶対黙り込んで。
晴はそれ以上、何も聞かないで隣に居てくれた。
その時からいつも心があったかいような、安心するような気持ちで……。
って、あれ?その気持ちって恋なんじゃないの?ってことはあたしは、幼稚園の頃から晴を好きだったって事?
「 ええっ!?そうだったの!? 」
「 は? 」
晴は訳が分からない、と言う様子であたしを見る。
好きだと意識すると、心臓が早くなり、顔が熱くなってきた。