「そうね…

確かに、この話には続きがあるのよ……」

順子の母親はいよいよ、全ての原因となる話の核心に触れた――


「そう…
病院に来なくなって3ヶ月程経ってから、また朝倉さんが病院を訪れる様になったの。

そしてある日…
どこで知ったのか、病院の階段の踊り場で、私の腕を強く掴みこう言った――


『市役所の受付は、あなたの姉妹でしょ?

どうして自分の過ちを認めて、罪を償わないの!!


私は絶対に、あなた達を許さない!!
私と同じ目に遭わせてやるわ!!

その為に覚悟も決めて来たのだから!!』

と詰め寄ってきた。


私は朝倉さんの腕を払い除け、上の階に逃げようとした。

その時――


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