あれから3日たち一週間が過ぎた。
あたしはいまだ晴樹くんと話せないでいる。




正確に言うと話してないこともないんだ。
明るく話しかけても軽くあしらわれ、
挨拶をしても目にかかった長めの前髪を揺らすようにペコリと頭を下げられる。
それだけ。




あの日から彼の周りには誰も近寄らせないような見えない何かがあって、それがあたしを押し退けているように思えた。