外に出るともわっとした空気が俺を包む。 沈みかけた太陽が辺りを赤く染めた。 その時かすかに音が聞こえた。 キレイな高音。 はずむようなメロディーなのにどこか悲しくて、もう帰ろうと思っていたのに俺は自然と音源を探していた。