「あっカナとナミ〜!
まだ着替えてなかったのぉ?
早く着替えておいでよぉ」



チカは猫なで声で
私たちに言った。



「あ、うん。行ってくる」



ナミは怒っているのか
チカのことを無視して
スタスタ歩いていった。



私は慌ててナミの分の
バッグも持って
追いかけようとした時、



「………っ」



イズミくんと目が合った。



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