「…レモンティーくれ」


イズミくんは何故かトーヤくん
ではなくて私に話しかける。



「えっ…あっうん!!」



私は慌ててクーラーボックス
の中からレモンティーを探した。



でも。

「あっ…ごめん、
もうレモンティーない…」



無残にもレモンティーは
私で最後だった。



するとイズミくんは
何を思ったのか、
私の横に腰を下ろした。




えっ!?何でっ!?
トーヤくんの隣空いてるよ!?



私の隣って!!!!



私は助けを求めるように
トーヤくんを見つめた。



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