愛は時々
僕を龍太郎に見立ててお喋りをしていました



愛は本当に龍太郎のことが好きなんだと
僕にも伝わってきました



愛がどんなに龍太郎に話し掛けても
なにも反応はありません



だって龍太郎じゃなくて
そこにいるのは僕だから











僕に声が出せる機能がついていたら良かったのにと何度も思いました



愛になにもしてあげられない僕の無力さが情けなかくて仕方がありませんでした