それから、あたしは、中学に入って楽しみにしていたことがもう一つある。。


それは――…






―――『部活』――



お姉ちゃんがテニス部だったし、大会の応援に行った時、パコーン!…パコーン!…とボールを打っている人達を見てとても輝いてみえたし、なによりかっこよかった。。




それに、お姉ちゃんの友達とも結構なかよくなっていったし『テニス部入ってぇぇ!!』って誘われていたってのも理由のうちかな……




――――でも、お姉ちゃん達と話している時には、まだあなたの存在すら知らなかった。



多分、先輩もそうだったんだろうな……………


その時、あたし達にはお互いに好きな人がいたんだもんね――…




まさか、先輩に恋するなんてこれっぽっちも思ってなかったなぁ。


―でも今は、『運命の人だったのかもな先輩は……』って時々思います。。



ねぇ先輩……









いつか先輩は、『生きているうち。つまり今は、どんなに近くで空を見ても、相手と同じ空は見れないんだよ。』そう言ってましたよね?





じゃあ、今なら―――




見ることができているかもしれませんね。。。




先輩と同じ空を――…