次の瞬間、今度はあたしに女子の視線が突き刺さった。

爽に集まっていた時のとは全く違う。



鋭い矛の先みたいな・・・視線。



あたしは思わず、お腹を右手でさすった。


・・・よかったぁ。

血は、出てない。




「え、ハルと実羽は一緒??」


「えー??2人で食べようよー??」




こいつはわざとやってんのかっ?!



あたしは、爽に噛み付きたい気持ちを必死に抑えた。