「片瀬くん!!」 声がした。 俺はゆっくりと後ろを振り返る。 1人の女子が、こちらに向かって、走ってくる。 「おはよう!!」 俺の隣に来た女子は、息を切らしながら俺に挨拶をした。 俺は小さく頭を下げる。 それだけで彼女は嬉しそうに笑った。 あっこより少し長い、短髪。 クラスメイトの・・・確か・・・。