どうしてここにいるんだろう。 三年の教室の廊下に。 普段ここは、三年の先輩達以外は決して、近寄ろうともしない。 先輩がまた、笑った。 あたしの心を見透かしたように。 「・・・ちょっと・・・用事があってさ」 「そうなんですか」 「・・・それより、図書室行くんでしょ?? 俺、ナイトになってやるよ」 「・・・え?!」