あまりにも嬉しそうに実羽が言ったから。 あたしは思わず、微笑んだ。 ゆっくりと、あたし達は4人でまた、歩き出す。 あたしと、実羽と、ハルと、それから・・・爽と。 四人の幼なじみが、いつもの様にそろった。 バラバラになりかけていた関係が、 少しずつ、戻っていく。 まるで、失われたピースが見つかったかのように。