“あたし、恋しちゃった!!” “爽は知ってる分かるかも” “さっきね、廊下でぶつかった先輩!!” あっこの言葉が、ぐるぐるとオレの頭を回っていた。 あっこが・・・恋。 ・・・恋・・・・しかも・・・先輩に・・・。 あ・・・あぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!! オレはその場にしゃがみ込む。 その場って言うのも、学校の廊下だったもんだから。 周りにいた生徒の視線が、一斉にオレに集まった。