亜子の目は、ウサギみたいに真っ赤だった。 真っ直ぐな、赤い目は、じっと俺を見ていて。 胸が苦しくなった。 ズキズキとどこかが痛む。 ・・・亜子を騙したことを悔やんでんのか?? ・・・まさか。 今まで女なんてたくさん騙してきたじゃねぇか。 今更・・・なんで年下の女を騙したことに心を痛めなきゃなんねんだよ。 「・・・なぁ、新??」