オレのいる教室には、布団のような布のようなものが敷き詰められている。 その上でみんな各自、好きなことをしていた。 消灯時間は9時なんていってるけど、先生は見回りにも来ない。 単に、面倒くさいんだろうけど。 『分かった』 オレはそれだけ打つと、携帯を閉じた。 ゴロンと寝転がって、ふぅとため息をつく。 あっこの顔が、脳裏をよぎった。